『HOLES』だいぶ時間がかかってしまったけど、ようやく読み終わった。
- 作者: Louis Sachar
- 出版社/メーカー: Yearling
- 発売日: 2000/05/09
- メディア: ペーパーバック
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英語の文章(小説)を読み進める上で大切なこととして、
Google副社長を務めた村上さんもおっしゃっていたことがあった。
それは、わからない単語は読み飛ばすことだ。
その話を聞いたときぼくにはしっくりこなかったんだけど、
いま読んでいるオードリー若林さんの著書『社会人大学人見知り学部卒業見込』の中で、
次のようなストーリーが書かれていて、なんとなく村上さんの話が少しわかった気がした。
若林さんが一流大学出身ディレクターさんとのお酒の席で"馬鹿の定義"の話になったそうです。
ディレクターさんは学生時代に家庭教師を務めており、
成績の伸びない子に共通していることは「わからないことにこだわり続ける」ことが挙げられるようです。
わからないことにこだわり続けて、冷静さを失い、結果、集中力を切らして諦めてしまう。
対照的に、成績の伸びる子はわからない部分を次々と飛ばし、わかることから済ます要領のいい子が多いそうだ。
まずは理解できる部分から全体象をなんとなく把握し、
次のステップで局所にフォーカスして理解すれば良いということだろう。
仕事でも同じようなことがあって、
仕事をしていると並行してタスクをこなさなければならないことがある。
プログラミングをしていると少なからずはハマることがある。
ここでいうハマるとは、うまく実装できなかったり、期待した動作がなかなか得られないことだ。
ハマってなかなか進めない中でも、もう一方のタスクはアウトプットを出さなければならない。
そんなときでもぼくはあと少しでできるはずとハマっている作業に没頭している。
自分がこなさなければならない全体作業量がみえていないのだ。
ディレクターさんが言っていた、成績の伸びない子の特徴が全く自分にぴったり当てはまりすぎてぼくは泣いた。
- 作者: 若林正恭
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2013/05/17
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