keshipi's blog

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「アイデアの接着剤」を読んだ感想

水野学 著の「アイデアの接着剤」を読みました。

アイデアの接着剤 (朝日文庫)

アイデアの接着剤 (朝日文庫)

グッドデザインカンパニー代表を務める水野学さんが書かれた本になります。
私自身、水野さんが書かれた本は「グッドデザインカンパニーの仕事―1998‐2008」に続き2冊目になります。
彼の書かれた本はわかりやすい文章で書かれており、さずが"表現"の世界のトップランカーであることを納得させられます。

イデアとは

水野さんは今までアイデアを生み出したことがないとハッキリおっしゃられています。
そしてこの先も、そのようなことはないであろうと。
彼の仕事はいたるところに転がっている「アイデアのかけら」を拾い集め、
それを組み合わせることで表現しているというのです。まさに接着剤のようであると。

「知識のインプット=情報を増やすこと」と考える人が多いが、経験と混ぜ合わせてこそ知識になる

インプットとは頭でするものだけではなく、体を動かしてこそ脳に届くこともあると書かれてありました。
水野さんは誘われたら断らないことを心がけているそうです。
なぜなら自分が今まで行かなかった所、会う機会のない人との出会いが思わぬ気付きになることが多いためです。
これは常々僕も意識していることですがなかなか難しいことだと思います。
共通の話題を見つけること、もしくは専門性のある会話をすることのハードルの高さにあると思います。
これだけは任せとけ、というような専門性を身につけていきたいです。

自画自賛・自己満足は仕事ではない

まずプロとしてお金をもらって仕事をしている限り仕事に自信を持ってつことは大切だが
その「すばらしい」にうっとりしてはならないと。
アウトプットには必ず客観性を保つことで相手の要望に応えることができるということですね。

仕事に思い悩んだらもう一度読み直したくなる本でした。