三木谷浩史 著の「たかが英語! ENGLISHNIZATION」を読みました。
- 作者: 三木谷浩史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/06/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「ENGLISHNIZATION」とは三木谷社長が作られた造語だそうで、
「英語化」を意味しているそうです。
三木谷社長は次のこと強く意識している感じました。
・仮説を立て、実行し、検証した上で仕組化すること
・楽天のブランドコンセプト
社長という役職上当然の事なのかもしれませんが、愚直に続けることの重要性を痛感しました。
楽天が2010年に社内公用語を英語にすると宣言して社会的なニュースとなりましたが、
英語化に踏み切った理由として、日本企業はグローバル化できなければ衰退していくいっぽうであることを危惧したためです。
その先頭に立っていち早く行動する姿勢がカッコ良かったです。
現在楽天では新卒採用基準としてTOEICの点数(2013年は内定式で650点、入社時で750点)を定めていますが、
以前はそのような指定はありませんでした。
ですので基準を定める前に入社された方は英語に苦手意識を持っている人も多く、
なかなかENGLISHNIZATIONも難しかったようです。
それでもENGLISHNIZATIONを推進するために、
"英語は仕事!"として業務中に英語を学ばせたり、時には会社として海外に語学留学までさせていたそうです。
徹底したENGLISHNIZATIONの成果として、今では平均682点までに上がったそうです。
どの会社でも英語はビジネスで必要だと理解していると思いますが、
それをここまで行動に移せる会社はなかなか無いでしょうね。