keshipi's blog

いつでも自分を振り返れるために書きます

「アメリカン・スナイパー」を観た感想

アカデミー作品賞ノミネート「アメリカン・スナイパー」を観ました。


この作品、アメリカでは2014年に公開されたんですが日本は2015年2月に公開です。
イラク戦争時にアメリカで伝説的スナイパーとなった米兵の実話をもとに作られてます。
戦争で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患った兵士の心の葛藤とそれに寄り添う恋人・家族の思いに焦点を当てた作品だとぼくは思いました。
このPTSDは大きな問題となっており、以下のリンクをみるとなんとなくわかると思います。

帰還後に自殺する若き米兵の叫び

監督はクリント・イーストウッドで、
ぼくはイーストウッド作品はいくつか観たんですが、
最近「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」を観たせいか
なんとなく戦争映画を多く撮っているイメージがあります。
彼は敵と味方がハッキリした戦争モノというよりも
その戦争に関わったものに対してどのような影響を与えたかを描いていると思いました。
そして、それを観たひとり一人、特に戦争を知らない今の若い人たちに
戦争や戦地を感じとるきっかけとして作品を作っているのではないでしょうか。

地獄の黙示録戦場のピアニストなんかを観ても
戦争の恐ろしさは伝わるんだけれども
今の生活と戦争が現実で繋がることがないから戦争は終わらないのかな。