keshipi's blog

いつでも自分を振り返れるために書きます

丸くなるということ

オードリーのANNにて、
オードリー若林さんは『ダ・ヴィンチ』で連載していたエッセイを半年ほど休載することにしたそうです。
その理由というのは単純に書くことが思いつかなくなったからだそうです。
今までは書きたいことが溢れるほどあったそうなのですが、
今は何を書けばよいのかわからなくなったということです。

なぜ書くことがわからなくなったかというと
若林さん曰く、「いろんなことに慣れてしまった」というのです。
昔は、本当の自分と世間の自分に対するイメージとの乖離に少なからずモヤモヤすることがあったそうですが
今では自分がどのように受け止められることを気にすることはなく、
世間が自分という存在を好きなように捉えて楽しんでほしいと思うようになったようです。
その頃から物事に対する引っかかりが無くなってしまったのが原因みたいです。

おそらくカウンター・カルチャー的な精神が若林さんの原動力の1つであったと思うのですが、
自分においてもそれは同じだなと思いました。
本当の自分を相手に伝えたいからムキになるし、
自分の想いと違うから反発したくなると自分は思います。
社会人になって自分は「大人になろう」とか「丸くなる」みたいな感覚があって
何かにつっかかったり、物事を正面から見なかったりってことをなるべく避けてきて、
それって面白くないんですよね。
何かを変えたいとかいう気持ちがなくなっちゃって。

賢い人っていうか、
物事を多角的に捉えられる人はこういう物事に対するフックの作り方がうまいなと感じます。
こういう人達と自分との差が何かってことは今すぐ答えは出せてないのですが、
こうなれるように、時にひねくれて、時に丸くなってをバランスよく使いこなして生きていきたいと
若林さんの話を聞いて思いました。